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アルバム「Candy Song Candle Song」をリリースしました

アルバム「Candy Song Candle Song」を各種サブスクなどで配信リリースしました。   配信リンクはこちらです。
Candy Song Candle Song by 山本いろは | TuneCore Japan

過去に出した2作のアルバムはとても暗い!
なので、ポップなアルバムを作ろうと思いました。
音楽のことなんてさっぱりわからないので、あくまで私の中の定義でしかないのですが
ポップは自己憐憫でロックは自己嫌悪だと勝手に思っています。
制作中も自分のことをたくさん憐れんでやりました。

私は途方もなく無気力な人間でした。何故無気力だったかというと自分のことが大嫌いだったからです。
だから、自分の人生を豊かにしたいという感覚が欠落していたのです。
常人には理解しがたい感覚だと思います。セルフネグレクトみたいなものでしょうか。誰しも嫌いな人のために何かしようなんて気分にはなれないですよね。それです。それが自分だっただけです。

小学生のころ、習字を習っていました。
先生に「君には集中力が足りない。集中力さえあればもっと伸びるのに」と口酸っぱく言われましたが、私の心を掘れども掘れども集中力が見つかることはなく、ついぞ先生はさじを投げました。

高校生のころ、無駄に勉強だけが得意でした。
担任に「君に向上心があれば、もうひとつランクの高い大学にも手が届くはず」と期待をかけられましたが、「努力はしないに越したことはないな」と開き直り、たいして勉強もせずに適当に入れる大学を選びました。

大学生のころ、コンビニでアルバイトしていました。
店長に「君と働いているとイライラする。君には主体性というものが欠片もない」と面と向かって糾弾されましたが、「だからなんなんだ。時給786円しか払ってねえくせに」としか思えず、1年くらい働いて辞めました。

私は世界が嫌いで、だから集中力も向上心も主体性もないのだ。
ずっとそう思っていたのですが、メンタルが破裂して、人生が停止して、ゼロから世界を見直したときに、自分が本当に嫌っていたのは自分だったなと思ったのです。
もしも自分のことが好きだったなら周りにいる人たちの気持ちを裏切りたくないと少しくらいは思ったことでしょう。でも、できなかった。

過去の2作のアルバムはやりたい放題で、そういう自分本意な姿勢は翻って自己嫌悪であり、姿勢としてのロックだったのではないかと思います。
ポップを目指すからには聴きやすくなければいけない。
そのためには集中して、向上心を持ち、主体性を持って、楽曲制作にまつわる課題を解決しなければなりません。

才能もなければ実績もない、集中力も向上心も主体性もない。からっぽな自分を憐れんで、ひとつひとつやり直して見つめ直して、作り上げていく。
そんなポップで明るく、前向きで楽しいアルバムにしようと思いました。
つまり、別に内容が明るいわけではなく、私の個人的な創作姿勢の話というわけなのですが……。

このアルバム、自分で言うのもなんですが、見違えるほど良くなったと感じています。
何より作っていてとても楽しかった。
「聴いてくれるかもしれない誰かの期待を裏切らないように」とがんばることは、聴いてくれるかもしれない誰かの時間を想うことで。
「わざわざ耳を貸してくれる酔狂な人たちの気晴らしにでもなれば」と思うことは、まさしくポップですよね。超楽しい!

そうして、自己表現なんだからいいだろう、と言ったしょうもない投げやりと言い訳の自己嫌悪を破棄し、集中力と向上心と主体性を会得しました。
この3つはいわば、勇気・知恵・力のトライフォースであり、友情・努力・勝利の3本の柱であり、富・名声・力の大海賊時代であり、立法・行政・司法であり、ワンピース・ナルト・ブリーチ、ヒトカゲ・ゼニガメ・フシギダネ、あれがデネブ・アルタイル・ベガ……。

まぁ、そういうアルバムということです。
この駄文を読んでくれるくらいお手すきのあなた、よければその勢いで聴いていただけるとうれしいです。
そしてどうか、あなた自身にも憐れみのあらんことを!

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